リフォームとリノベーションの違いは？

 

「リフォーム」と「リノベーション」は、どちらも住まいや建物を改善するための

作業を指しますが、その意味や目的に違いがあります。

それぞれの特徴を理解しておくと、実際にリフォームやリノベーションを行う際に

どちらを選べば良いか、判断しやすくなります。

1. リフォーム（Reform）

リフォームとは、既存の建物や部屋を元の状態に戻すこと

または使いやすくするための修繕や改修作業を指します。

壊れた部分を修復したり、古くなった設備を新しいものに交換するなど

基本的には「修理・改善」を目的とした作業です。

特徴

• 修繕や更新：設備の交換（キッチン、浴室、トイレなど）
  　　　　　　壁紙の張り替え、床の補修などが中心となります。

• 元の状態に戻す：劣化した部分を元の状態に戻したり
  　　　　　　　　機能的に改善することが主な目的です。例えば、壁のひび割れを直したり
  　　　　　　　　フローリングを新しくする作業などがこれにあたります。

• 予算が比較的抑えられる：リフォームは通常、リノベーションよりもコストが低く
  　　　　　　　　　　　　　既存の構造を大きく変えることはありません。
  
  【例】

• 壁紙や床の張り替え
• キッチンやトイレの設備交換
• 漏水修理や屋根の補修
• 窓やドアの交換

---

2. リノベーション（Renovation）

リノベーションとは、既存の建物や部屋を根本的に再生・再構築し、

価値を向上させるための改修作業を指します。

リフォームが修繕・更新に留まるのに対し、リノベーションは機能や

デザインを大きく変更することを目的としています。

特徴

• 価値の向上：リノベーションは、単なる修理ではなく、古い建物に新たな価値を与え
  　　　　　　住みやすさやデザイン性を大幅に向上させることを目指します。
  　　　　　　例えば、間取りを変更したり、部屋の使い方を変えたりすることが含まれます。

• 構造の変更：時には壁を取り払って部屋のレイアウトを変更したり、
  　　　　　　天井を高くするなど、建物の構造そのものに手を加えることがあります。

• 大規模な改修：リノベーションは通常、リフォームよりも大規模で、
  　　　　　　　建物の全体的な印象を大きく変えることが特徴です。
  
  

【例】

• 部屋の間取り変更（壁を取り払って広いリビングを作る）
• 使い勝手の悪い空間を機能的に再設計（キッチンとリビングを一体化させるなど）
• 古い建物を現代的なデザインに改装
• 断熱性能や耐震性能の向上（省エネ対策や耐震補強）

---

〇リフォームとリノベーションの主な違い〇

---

どちらを選ぶべきか？

リフォームとリノベーションは、それぞれ目的や状況に応じて選ぶべきです。

• リフォームは、設備が古くなったり、ちょっとした修繕をしたい場合に最適です。
  　　　　　　　予算を抑えて、使い勝手や見た目を改善したい場合に向いています。

• リノベーションは、空間全体を新しいものに変えたい、または建物の価値を
  　　　　　　　　　大幅に向上させたい場合に向いています。
  　　　　　　　　　古い建物を現代的なデザインにしたり、間取り変更を行いたい場合には、
  　　　　　　　　　リノベーションが効果的です。

どちらを選んでも、事前にしっかりと計画を立て進めることが大切です。

 

中古住宅・新築・リフォーム･リノベーション、

売却についてのご相談は　【福山市中古住宅.com】まで！