地震の時に安心な家って?

こんにちは!

いつも応援ありがとうございます、

 

 

東日本大震災から10年が経ちましたね。

 

当時のVTRなどを見ると

当時、幼い息子と2人

不安な気持ちで画面を食い入るように見ていた事を

つい先日の事のように思い出しました。

 

今回は、地震時に安全な家のつくりや

今すぐやっておきたい地震対策について

少しだけ考えてみましょう。

 

◆地震発生時、意外と迷う「どこに逃げる」か

 

地震が発生したら、

家の中のどこにいれば安全なのでしょうか?

 

昭和の時代には「地震の時は机の下へ」と言われ、

学校の避難訓練では、

落下物や倒れてくる家具から身を守るために、

まず机の下にもぐる練習をした記憶がある方も

多いんじゃないでしょうか?

 

ただ、これはケースバイケース。

落下物から頭などを守りやすくはなりますが、

大きな地震では机ごと飛ばされる可能性もあるんです。

 

また昔は、地震が来たら

「トイレに逃げ込めば安心」とも言われていました。

 

というのも、トイレは1畳ほどの小さな部屋を

4本の柱で囲んでいますので、

地震が来ても潰れにくいとされていたからです。

 

確かにトイレ内には、

上から落ちてくる物や倒れてくる家具がないので、

ケガの心配は少なくなります。

そういった面では他の部屋より安全と言えるでしょう。

 

しかしこれは、

家が「倒壊」しなければの話です。

 

倒壊とは、室内空間がなくなるほど

家がつぶれてしまう状態のことで、

そうなると、トイレ内に避難したとしても

無事ではいられません。

 

つまり地震が来たら

トイレの個室に逃げ込めば安心というのは、

家そのものが無事であることが前提の話

ということになります。

 

またトイレに避難することには、ひとつ危険が伴います。

地震で家がゆがんでしまうと

ドアが開かなくなる可能性があるのです。

そうなると狭いトイレの中に

閉じ込められてしまいます…

 

リビングであれば掃き出し窓などから外に

出ることができますが、

トイレの窓は小さいのでなかなかそうもいきません!

 

もしもトイレにいる時に大きな地震が来たら、

まずはドアを開けて逃げ道を確保しつつ、

命の安全を優先に行動することを

心掛けていただければと思います。

 

◆地震時に「安全な家」とは?

 

では地震時に安全な家とは

どんな家でしょうか?

 

まずは倒壊しないこと

そして落下物や家具の転倒によるケガを

しない家であることです。

 

地震時の建物の強さは、

建築基準法によって定められていますが、

この基準は大きな地震を経るごとに

新しい基準へと強化されてきました。

 

この基準が大きく変わったのが1981年です。

 

この年を境目に地震への強さが大きく変わり、

それ以前を旧耐震基準、それ以降を新耐震基準

と呼んで区別しています。

 

また、旧耐震基準の家でも耐震改修をして

新しい基準を満たしていれば安心ですね。

 

 

◆地震時に家の中で安全な場所はどこ?

 地震対策で今すぐできること

 

では、地震時に家の中の

どこにいれば安全かを考えてみましょう。

 

大地震の被害では、建物の倒壊だけでなく

家の中にあるものによる被害も少なくありません。

 

つまり家の中で安全な場所は、

「落下物や倒れてくる家具がなく、

ガラスが飛び散らず、

そしていざという時に外に出やすい部屋」

なのです。

 

※落下物や家具の転倒、物の飛び出しを防ぐ工夫

タンス、テレビ、ピアノなどの

大物家具は建物と一体化するようにしっかり固定!

 

ホームセンターで売っている

転倒防止金物を使う事をおすすめします^^

※ピアノは専用の金物を使用。

 

ただし、固定する天井や壁、床の強度が低いと

すぐに外れてしまったり

壁ごと飛んできたりすることがあります。

下地が入った壁にしっかり留めるようにしましょうね。

 

また、大きな地震になると収納の扉が開いて

アイロンやハサミ、花瓶など危険を伴う収納物が

勢いよく飛び出してくることもありますから、

(そんな映画みたいな展開…あります!)

吊戸棚を含む収納扉には

「耐震ラッチ」(揺れるとロックが掛かって

 扉が開かなくなる金物)

を取り付けておきましょう!

 

※ガラスの飛散防止

地震でガラスが割れると、その破片で

大ケガをしてしまうこともあります。

 

家の中では裸足でいることもありますので、

窓ガラスや収納扉のガラスなど

室内にあるガラスには、

やはりホームセンター等で入手できる

「飛散防止フィルム」を貼るなどの方法もあります^^

(地震だけでなく台風時にも役立ちます!)

 

いざという時の備えが何よりも大切です!

 

災害対策への意識を高め、

毎日を安心してお過ごしくださいね。

 

家族を守れるのはあなただけ!

 

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