20日未明に広島市で起きました、大規模な土砂災害について
被害に遭われた方、関係者様におきましては、思いがけないことでさぞかしお力落としのこととお察しいたします。
お亡くなりになられた方に心よりご冥福をお祈り申し上げます。
本日は、気まぐれな夏が少しだけ本気を出していると感じる日でした。
夏は夕立が付き物で、涼しくなって寝苦しさを緩和してくれて、たまには良いなあ…と思っています。
しかし、自然災害とは言えあまりにも人為的な懸念が消えなくもありません。
地元を知る人たちが行って出来た街の筈なのに、そこに住む人が裏切られるような事故が起きる。
10数年前に起きていた事が、再び起こる…。
住む人が悪いのか。
注意の遅い行政が悪いのか。
作った人が悪いのか。
自然が恐いだけなのか。
「知っていれば防げた」
我が子や、自分に近い存在が被害に遭われたらこう思いませんか?
団地も、県営住宅も防災マップも
作ったのは誰。
勧めたのは誰。
何の為に作った。
私が営業として販売に関わった土地ならば、少なからずともお勧めの言葉を言っています。
後悔しても、経験として次に活かされても、亡くなったの無念は計り知れない。
「不動産」という仕事には、人々にとって終の棲家となる可能性のあるものを提供する事もあります。
笑顔や、幸せは、我々には作れません。
作ろうと思って頂く場所を提供するだけです。
「お客様の幸せを創る」と言いますが、“人に勧められた本はなかなか読みきれない”のと一緒で、幸せはお客様自身が欲しないと創れません。
安易に、言葉を探して言ってしまう事では無いのではないかと考えてます。
我々は物件の事をよく調べて、良くも悪くも包み隠さず伝える事がエージェントの役割で大切な事だと思います。
弊社は建築も行っているため、建物をリカバリーする事は出来ても、土地の立地や災害に関する“どうしようもないこと”はリカバリー出来ません。
「何のために」
このことをしっかり問いかけて、業務を行わなければ、人為的な災害を引き起こしてしまう原因を作ることになります。
福山市の土砂災害に関する防災マップです。
http://www.sabo.pref.hiroshima.lg.jp/portal/top.aspx
良ければこちらもご覧ください。
自分の住む街の事は、自分で知ることも大切な防災です。
長文失礼いたしました。
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